キャスト歴15年!
風俗業界経験を活かせる最高の居場所
恋愛グループ アドバイザー / えりかさん
2017年入社
15年のキャスト経験を活かしてアドバイザーへ転身
父親がパチンコ好きの貧しい家庭で育ったので、早く家を出たいと18歳から清掃のアルバイトとソープを兼任していました。
清掃の仕事は、大会で金賞も取ったことがあったので、正社員への誘いもありました。 でも、年配の同僚の方が多かったので、歳を取ってからでもできる仕事だと思ったんですよね。
風俗業界は、父親が持つAVを見てしまったことがあり、興味がある世界だったので全く抵抗はなかったです(笑)
18歳から33歳までの15年間、ソープ以外にピンサロ、デリヘル、ホテヘル、箱ヘルなど、一通り経験しました。
それと並行して10年間ベリーダンスを続けているのですが、33歳の時にベリーダンスのショーでお客さんとして来ていた会社経営の社長と出会い、「君、面白いね」とスカウトされて秘書として働き始めたんです。
秘書の仕事は、スケジュール管理やドライバー、身の回りのお世話まで何でもしました。 私がキャストをしていた経験は話していないのですが、社長は風俗が好きな方だったので、遊びのセッテイングをしたこともあります(笑)
そんな面白い方だったんですが、突然の心臓発作で亡くなってしまったんです…… そこで、退職を余儀なくされたとき、15年ある風俗の経験を活かそうと思ったんです!
自分なりにプライドを持って仕事と向き合ってきましたし、今後新たにキャストを始める方々にもお伝えできることがあるんじゃないかなと。 そこから求人を探して『恋愛グループ』にたどり着きました。
自分が主役の考えを正して、キャストにお客様目線を教えていく
アドバイザーを始めて1年、キャストの講習やアドバイスを行っています。
最初は手探り状態で、今までキャストとして培ってきたことを伝えればいいだけなんですけど、それを言語化したことがなかったので理論的に説明するのに苦労しました。 そこで、コーチング関連の書籍やビジネス書、男性の心理学本などを読み漁りました。
講習は2~3時間くらい、実技と口頭の説明になります。 毎日2店舗ほどグループ店をまわっていて、実技ではキャストの皆さんに素股やボディー洗いといった基本プレーを教えています。
1番大事なのは、お客様が何を望んでいるのかを見極めて、次の行動に出ることだとお伝えしています。 実際に教えてみて初めて気付いたことなんですけど、キャストたちにとってはこのことは必ずしも当たり前ではないんですよ。
「この仕事で何が大事だと思いますか?」と聞くと、皆さん「お金じゃないんですか」と回答するほど稼ぎがメインの考え方なので……
本当は、100人いたら100人違う人に合わせた接客が必要となるくらい難しいんです。 お金を支払っているのはお客様ですし、そのことをしっかり考えないと、お客様が望まれるようないい接客はできません。
とはいえ、ただ考え方を押し付けても聞いてくれないので、キャストに対しては聞き上手でいるよう心がけています。
「もっとこうして下さい!」という言い方ではなく、「もっとこういうやり方はどうですか?」と違う言い回しで伝えると、ドキッとした顔をしてちゃんと対応してくれるようになるんです。
そうした積み重ねが少しずつ入っていって、「この間教えてもらったこと、お客さんに褒めてもらいました」と、とても嬉しくなりますね!
アドバイザーとスタッフ一丸となって向上していきたい
キャストにどうやって稼いでもらってお客様に喜んでもらうか、まだアドバイザー対スタッフになってしまうことが多々あるので、現在はもっと一丸となって協力できないかグループ全体に呼びかけています。
店舗スタッフは、キャストにお客様をどんどんつけて稼がせたいんですが、アドバイザーとしては、稼いでもらいつつもお客様にどうやって喜んでもらうのかが大切になります。
そのためにも講習が大切となるのですが、なかには講習を受けたがらないキャストもいます。 そうなると店舗スタッフ側が講習スケジュールを組まないこともあるんです。
講習はやりたくないのに、そのキャストに稼いでほしいといわれてしまうと困ってしまいまうので、幹部を含めた全体会議が月に1~2回あるので、今後取り組んでいきたい課題のひとつですね。
今もアドバイザーが気持ちよく講習に入れるようにスタッフがスケジュールを組んでくださりますが、今後はさらにうまく連携を取れるようにやっていきたいですね。
仕事のやりがいはキャストの喜ぶ顔につきる
この仕事のやりがいは、キャストの嬉しい顔が見れることにつきますね。 何回も講習会に来た方が「講習で教えてもらったことができるようになりました」と報告してくれると、レベルアップを感じて嬉しく思います。
ただ、まだ講習後のお客様からのアンケートでせっかくお教えしたことが全く出来ていない場合もあるので、なかなか実践して頂くことは大変だなと感じております。 こちらとしても常にアドバイザーとして向上する為に努力は必要不可欠ですね。 様々な情報や意見に敏感にならないといけないので、キャスト時代以上に努力が必要だと感じております。
(これからについて)
今後は女性求人の面接もアドバイザーの対応を予定していて、グループとして面接官と講習員を同じ人にして、キャスト希望の方により安心していただける流れを作ろうとしています。
そのためにも繰り返しにはなってしまうんですが、現状あまりお話ししてくださらないキャストからも、悩みを聞き出せるようになりたいですね。 それが面接のスキルにも活かされてくるはずなので、聞き上手になるスキルをもっと身につけたいです。
掲載:FENIX JOB